3セクの末路とわたし
三セクとかPFIってホントに行政にとって得なんですか?って時々思う。
割引率や予想収益のDCFなんかで損益比較なんかするんですけど、相当、恣意的(数字なめなめ)ってことがあると思うよ。
で、実際に事故やら何やらを起こしてから、これは民間では見ることができなかったリスクだ!なんていって当初の理念を忘れたみたいに、行政から金ださせるってこと・・・あると思う。
三セクの経営状況、赤字経営、問題点の研究では赤井伸郎教授あたりが第一人者っていう位置づけになっているんだろう。一度、合庁の2号館で、講演終わってから質問したことがある。若くてシュンとした見た目のいい方でしたわ。
「三セクの失敗は、すなわち、責任分担の曖昧さ、予め想定できたリスクを三セク(そのバックの民間)に負わせずに行政に背負わせることになったこと」という主張から「PFIも同じような形になって、しかも外資が入ってきたときに、リスク分担を十分注意して、担保を取っておかないと食い逃げされる可能性がある」という御意見をいただいた。
若い人の中には、三セクのことを赤字の象徴、悪の象徴なんて見てる人もいると思う。
けど第三セクターが華々しく喧伝され始めた最初は、民間経営の良い点と行政の資本を使って効率的な行政経営の一助になるんだって期待は大きくて、全国的にも広がっていったんだ。
でもねえ、当初の思惑とは違って、行政と民間、互いの悪い部分が出ちゃって失敗したところが多い。
当初に施設整備を伴った三セクは民間主導の口車に乗せられて、たいていの場合、初期投資が過大。
さらに経営悪化による資金ショートのリスクは低いという、悪魔のささやきが民間側に響いてリスク無視の放漫経営に流れちゃった。
加えて行政側には、民間経営者のいうことは正しいことだっていうマスコミキャンペーンで麻痺しちゃってて発言が遠慮がち。
で最終的に累積債務が膨らんで、議会で問題となって、行政が追加出資、あるいは全株式買い取り、ってかんじで最初っから行政だけでやってたほうが良かったんでないかい。という結果になってることが多いんだと思う。
三セクの定義だけど、っま、出資率に応じるような形でいろいろとある。
自治法の行政財産貸付け適格では、50%以上っていう定義がしてあるから、50%とも言えるし、いろんな調査では25%以上っていう数字を使ってる。また、国の補助金の中には備忘的出資(例えば1円とか千円とか)出資さえしていれば対象にするなんていう要綱もあったりする。
いずれにせよ、経営に関与してるってところがメルクマールなんだろう。けど、これも曖昧で、昔は出資してたんだけど、経営には行政は口出ししてない。っていう三セクもある。
最近では、そこに民間の草の根団体なんかも混ぜた第4セクター方式なんてのもはやり始めてる。これって国の交付金事業の関係なんかで、俺も俺もで節操もなく出始めてる補助金なんだけど、今回の話とは、少し性格が違うんでまた今度。
行政のお金の使い方は、無駄に見えるかもしれないけど、やっぱりプロである行政主体で行くべきだと思う。裁量のないところに責任はないのであるから。やるときはいいけど、失敗した時の民間は、逃げるのはなりふり構わないよ~。
民間のやり方は十分に敬意を払わなければならないけど、倒産したら清算処理すればいいんだよという思想が根本にあることは念頭に入れなければならないんだと思う。
公金の使い方は行政がプロだ、民間とは、ここ、ここが違うんだ任せてくれっていえるように行政担当者が身を引き締める態度は常にあると思います。
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